手水鉢さんのカクシゴト

@chouzubachiさんが思ったことやライフハックを書くよ

私、電撃文庫から作家デビューします!!

このたび、私、手水鉢直樹(@chouzubachi)は電撃文庫からライトノベルを出版させていただくことになりました。

タイトルは『モテなさすぎた俺は、とうとう人形に手を出した』です!
ラノベっぽい!実にラノベっぽい!

デビュー作『モテなさすぎた俺は、とうとう人形に手を出した』

 

1. 経緯

電撃大賞に応募して

私は小説を書いては、ライトノベルの公募に出しておりました。
ライトノベルの公募は最近たくさんできていますが、その中で最も応募総数が多いのが電撃文庫です。
長編だけでも3000以上の作品が投稿される、超倍率の高いライトノベルの賞です。
私も他の応募者さんたちと同様に、この最大手のところに年1回応募していました。
一体、私(手水鉢直樹)はどんな賞を獲ったのか。
第23回は現時点ではまだ出版されていないので、

第22回電撃大賞受賞者のお名前を見ていきましょう。


ということで、私の名前(手水鉢直樹)はありません。落選です!


でも、落選したのに本を出せる……。おかしいですよね。

そんなおかしなことを可能にするのが「拾い上げ」という制度です。

「拾い上げ」って?

賞をあげるほどの完成度はないけれど、編集者のアドバイスを受けて完成度を上げられれば落選作でも出版する、という制度で、電撃文庫からは少なくない数の作家さんが拾い上げからデビューされています(場合によっては全くの新作でデビューされる方も)。

私の作品も第22回電撃大賞を4次選考で落選しました。

落選して、「まあ、また新しい作品を書こう」と決意を新たにしていたところ、編集者さんからお電話をいただきました。

編集者さんからお電話をいただいて、難なくデビュー!?

電話を受けて難なくデビューできる。なんて甘くはなく、「出版できるかどうか約束できないけど一緒に頑張りましょう」と『拾い上げ候補』みたいな宙ぶらりんな状況からの出発しました。
しかも、もとの原稿の半分がボツになり、いきなり半死の状態です。

残りの部分を埋めるべく、プロットを出しては「そっちの方向は違います」「そういうテイストじゃないです」「それはすでに電撃の別の作品でやりました」とか言われ、プロットを何度も書き直し、色々がんばって、なんとか出版にこぎつけました。
すごい大変でした。まあ、たぶん編集者さんは私以上に大変だったような気がします。
(午前3時半頃にメールを送ったら、すぐに返信が来た……。いつ寝てるんだ……)

2.ネット上にあるワナビ向けの情報について

ライトノベルの公募の拾い上げの情報について、拾い上げ自体がイレギュラーなルートなので公式情報が乏しく、情報源はネットに頼らざるを得ません。
私も、ネット上の情報を半信半疑で聞きかじっていたのですが、
デビューが決まった今、それらを見返すと、匿名の情報については、ほとんどがデタラメに思えます。
たとえば、拾い上げされるときは、電話がかかってくるのですが、拾い上げの電話がくる時期について、ネット上では「授賞式前後(11月頃)」「最終選考前後(9月10月)」「年内(12月末)まで」など、様々な憶測が立っています。
しかし、私の場合、電話がかかってきたのはいずれの時期でもありません。
ネット上の情報は、拾い上げ作家の情報を曲解したり、唯一の解と思い込んだものだったり。
その他のネット上の情報についても自分が得た経験と照らし合わせると首をひねらざるを得ないものが多かったです。うーん、名言通り「うそであると見抜ける人でないと(掲示板を使うのは)難しい」ですね……。

ちなみに、拾い上げの電話の時期については拙著『モテなさすぎた俺は、とうとう人形に手を出した』のあとがきを参照してください。

3.どんな内容の本を書いたの?

『モテなさすぎた俺は、とうとう人形に手を出した』
タイトルから分かる通り、コメディですね。
モテなさすぎた主人公が「モテないなら女の子を作ればいいじゃない」という風にDIY精神たくましく自分の嫁を作っちゃうんですね。魔術で。
嫁を自由自在に操ってムフフな新婚生活を送ってやるぜ、と主人公は思うのですが、そうは問屋がおろしません。主人公はコントロール不能の嫁に(物理的にも)振り回されます。
筆者が改稿につぐ改稿に苦しんだように主人公も苦労させられます。

主人公がどう苦労して、嫁との関係がどう変わっていくのかについては、購入して確認していただけたら大変ありがたいです。

イラストはU35さんです。素晴らしい才能のイラストレーターさんです。

ということで、デビュー作の『モテなさすぎた俺は、とうとう人形に手を出した』をよろしくお願いいたします。

 

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