手水鉢さんのカクシゴト

@chouzubachiさんが思ったことやライフハックを書くよ

煩わしい洗濯の回数を減らしてくれた、一人暮らしにおすすめの下着類

家事の中で、洗濯というのは煩わしい物の一つだと思う。時間も手間もかかるからだ。洗濯物を洗濯機に入れて、洗い終われば干し、そして取り入れ、畳まなければいけない。たくさんの作業が洗濯の中に含まれていてどれも面倒だ。実家にママンがいる人ならともかく、一人暮らしだと面倒と思っても自分でせざるを得ない。

対策としてすぐに思いつくのがドラム型洗濯機の導入。ネット上でいうところの「物理で殴る」という奴だ。しかし、この利器はかなり高い。およそ十万円もする。それにサイズが結構大きい。おまけに、中にホコリがたまりやすく、寿命もそんなに長くないようだ。

つぎに洗濯サービス。宅配クリーニングやセブンイレブンのサービスにクリーニングのサービスがあるそうだ。高所得だが忙しい人ならそれでもかまわないだろう。しかし、下着類は心理的に抵抗があるし、サービスする側も受け付けていない場合も多い。それ以前に私は高所得ではない。無理だ。

お金をあまりかけずに、洗濯を楽にする方法はないか。

 

汚れや臭いがないなら洗わなくていい

洗濯という作業が避けられないものとしても、その量や頻度を減らすことは可能ではないか。そう思って、いろいろ考えてみた。
なぜ洗濯をしなくてはいけないか。
洗濯をしないとどうなるか。汚れが取れない。臭う。
もし、汚れても臭くもなければ、洗濯の必要はないだろう。


汚れない、臭わない服?!

いろいろ探してみると、汚れない服はありませんでしたが、臭わない服はあるようです!

それは登山用のウェア。

登山には、何日も山にこもる場合があり、そのときに臭わないよう工夫が凝らされているとか。また、寒暖によって生命の危険がありますので、着心地も素晴らしい高機能な製品が多いとのこと。
ただ、登山用のウェアはデザインが派手です。しかし、アンダーウェアなら、登山用品を使っても問題なし。
ということで手に入れたのが、

情報としては、モンベルのジオラインも安くてよいという話があったが、どうもこのジオラインは、人によっては臭うらしい。

自分の場合は臭うのか。臭わないのか。そういう賭けに出るとだいたい負けるので、回避が不可避。
一方、外れなしと一番推されているのが、「メリノウール製品」でした。冬暖かく夏涼しい。そして臭わないという、魔法のような素材らしいです。
ほんまかいな。

とりあえず実験だ。

メリノウール、やばい!

まず、icebreakerというあまり聞き慣れないメーカーのボクサーパンツ。4000円台也。それまで履いていた百均のパンツの40倍もの値段だ!
なんでも一ヶ月使っても臭わないという魔法のようなパンツとしてニューヨーク・タイムズでも紹介されたとか。ウールだからといっても全然ちくちくしませんしムレもありません。履き心地は天使のようという感想を書いているブログもありましたが、履き心地は普通だ。
で、3週間ほど使ってみた。
寝る前に脱衣所でくんくんと嗅いでみると、三日くらい連続で履いても臭わなかった(ただ、なんだか変質者になったかのような背徳感があります)。
一週間くらいすると、鼻を布地につけると、コンソメパンチのようなにおいが。何がどうなってそんな臭いが出てきたのか。イカだとか栗の花だとか、そういう臭いなら理解できるけど、なぜゆえコンソメパンチ。

ただ、鼻を布につけなければ臭いません。三週間使っても同じ程度でした。


ここまで読んで、こう思う人も多いだろう。
「きったねー」

あるいは、

「どうかしている」
私も使ってみるまでそう思っていた(それに「どうかしている」と言われることには慣れているし……)。
連続して同じ下着を着るのは心理的抵抗があったし、実際にモンベルのメリノウール(Tシャツ)を三日連続したときは、三日目帰宅後すぐに洗濯へ出した。靴下も同様です。
ただ、そこで全然臭いがしなかったので、もしかして、という気持ちが起こり、次からは、一週間連続で着用できた。
ちなみに、靴下は今でも三日おきに履き替えます。(臭うからではなく、布地を休めるため)

 

(モンベル)mont-bell スーパーメリノウール L.W.Tシャツ Men's

(モンベル)mont-bell スーパーメリノウール L.W.Tシャツ Men's

  • 出版社/メーカー: mont-bell
  • 発売日: 2015/01/16
 

ちなみに、Tシャツは、 灰色ならワイシャツを着ていても透けないのでいいです。

洗濯の回数は減ったのか


 で、、洗濯物はどうなったのか。
 通常、一週間ででる洗濯物は、

  •  ワイシャツ六枚(平日五枚に休日一枚)
  •  エアリズムのTシャツ7枚
  •  下着七枚
  •  靴下七足。
  •  パジャマ(上下)
  •  タオル七枚

 合計36品。これが、

  •  ワイシャツ六枚(変わらない)
  •  Tシャツ一枚
  •  下着ゼロ
  •  靴下二足
  •  パジャマ(上下)
  •  タオル七枚。

と18品と半減。一日3品程度なので、手洗いできるレベル。
洗濯にともなう全ての作業が半減し、ものすごく楽になった。

感覚的にはパソコンのハードディスクをSSDに換装したかのように、キビキビ作業が終わる感じだ。

キャプリーンもすごい

調子に乗って購入したのがキャプリーン。

メリノウールのすばらしさは、モンベルとアイスブレーカーで理解したが、ウールということで、耐久性に不安がある。そこで、別の素材である、キャプリーンを購入した。

キャプリーンは、メリノウールではなく、化学繊維です。

化学繊維にポリジン社の特殊な制菌作用のある加工をしているそうです。
で、どれほどの効果があるか。
平日一日着ていると脇が少し臭う。ただ、次の日には、においは消えていて、その日の夕方頃に再び臭ってくる。三日目、四日目も同様。
つまり、臭いは完全には消えないものの、においを一日分以上に増やさない感じだ。
防臭効果はメリノウールに及ばないものの全然使える。それに肌触りは断然キャプリーンの方が気持ちいい!


まとめ

メリノウールなど登山用ウェアを導入することで洗濯の煩わしさが減ることがわかった。耐久性について不安もあるが、たとえ一年で駄目になったとしても多分リピートするだろう。

選択回数を減らすという目的がないとしても、登山用のウェアは匂いを抑えたり速乾だったりと高機能なので、そういう意味でも日常用に使用するのはクオリティ・オブ・ライフを高めることができるのでおすすめできる。

学生の頃に出会っておけば……、

と少し悔しい気分だ。