中古スマホを買う前にこれを読め!
はじめに
中古のスマホを買おうと思っている人は、きっと安いからほしいのでしょう。
けれども、なんの知識もなく中古のスマホに手を出すのはやめましょう。
特に初めてスマホを買う人や、携帯ショップ店員に言われるがまま買うタイプの人は、安物買いの銭失いになることまちがいなしです。
基本的には新品を買うことをおすすめします。
それでも、「外国の会社の新品スマホより、有名な会社の中古スマホの方がいい」という方も結構いると思います。
そういう人向けに中古スマホの購入指南をしたいとします。
何に注意して選ぶべき?
まず基本事項です。
中古スマホを買うときに絶対知っておくべき知識は、
1)赤ロムに注意
2)バッテリーは保証されない
という2つのことです。
赤ロムって?
新品のスマホは、割賦で買うことが多いですが、途中で支払いができなくなったり、盗難に遭うことで、事故物件になることがあります。
そのようなスマホは赤ロムとなり、携帯電話として通信することができません。
ネットワーク利用制限の判定が○であることを購入前に必ず確認しましょう。
メルカリなど個人取引をするとき、学校の生徒が同級生のものを盗み売却するということも多いようですから、
ソフマップやじゃんぱら、ドスパラ、イオシスなど信頼できる中古ショップで買うことをおすすめします。
バッテリーは保証されない
また、スマホのバッテリーはほぼすべて、保証対象外です。
バッテリーの消耗が早いとわかっても、交換してもらうことはまずできません。
これは個人取引だけでなく、ソフマップなどの会社から買った場合でもそうです。
スマホのスペック(性能)で注意する点
携帯キャリアに気をつけよう
中古スマホに手を出そうと思う人の中には、MVNO(いわゆる格安sim)で使いたい人も多いと思います。
その際、契約したmvnoの会社によっては、使えない機種があります。
mvnoのほとんどが、ドコモの回線を使っているので、ドコモから出た中古端末を購入すればあまり問題無いですが、
マイネオやUQモバイルの場合、auの回線を使っているので、auから出た端末を使用する必要があります。
なお、決してソフトバンクのものは勝手はダメです。ソフトバンクの中古端末は同じ機種でも他のキャリアのものよりも断然安いですが、飛びついてはダメ。
中古iphoneで気をつける点
iphone5c以上であればストレスを感じることなく使えると思います。
もっとも、5cと5sの中古価格が数千円差なので、5sを選ぶといいかもしれません。
容量については、16Gは少ないと思う場合、クラウドに入れておけばいいと思います。
クラウドって何?という人は32G以上のものを買っておきましょう。
一方、アンドロイドについて
種類が多いのでスペックをよく見て買わないと安物買いの銭失いになります。
まずバージョンについて。
最悪でも、バージョン4.0以上のものを選びましょう。
できれば、アンドロイドは4.4以上がよい
(脆弱性対策。グーグルは4.3以下についてパッチの開発をしていないとか)
容量について
iphoneの場合と同様、クラウドに入れておけばさほど心配はないでしょう。
ただ、androidについてRaMが少なすぎるとダメです。ramというのはパソコンで言うところのメモリ。一時記憶装置です。
スペック表記ではメモリが16Gなど表記されていることがあるのですが、これはデータ記憶容量の方です。
このramが1G以上のものでないと、すぐに処理落ちします。512Mのものも中古市場にはまだありますが手を出してはいけません。
CPUはシングルコアのものはダメ
デュアルコア以上のcpuを選びましょう。
android4.0以降は少し重たいのか、シングルコアではかなり苦戦します。
ただ、cpuは性能が良ければいいというものではなく、なまじっか性能がいいばかりに発熱がすごいものがあります。
買おうと思う中古スマホを選んだら必ず「ほしいスマホの型番 発熱」で検索しましょう。
その他知っておくといい知識
アンテナピクト問題。
MVNOにしようと思うとき、データ通信だけの契約をする人がいます。
もともとスマホはそのような使い方を前提にしていないので、機種によってはちゃんと通信できていないと勘違いして、アンテナを探そうとするようです。その結果必要以上にバッテリーを消耗してしまう機種があるようです。
そういう機種は画面にアンテナピクトが現れないため、この現象をアンテナピクト問題と呼ぶことがあります。
アンテナピクト問題の対策としては、はじめからそのような機種を避ける以外に、sms機能付きの契約に変えることで解決できることが多いようです。
画面について
有機ELのものは画面に焼きつきがある場合がある。
有名な機種としてはギャラクシーS3です。
気になる人は回避して、普通の液晶の機種を選びましょう。
リセールバリューについて。
iphoneについては初期投資は高いけれどもリセールバリューは高いです。
最終的な出費はさほど高くならないかもしれません。
ほかにリセールバリューがあるものとしては、
nexusシリーズ
sonyのxperiaシリーズ
galasyシリーズ
があります。
ただ、リセールバリューを考えすぎて、傷を防ぐアクセサリーに投資をしすぎて、新品を買ったほうが安かったという喜劇に注意。
(おまけ)私が踏んだ地雷スマホ
スペックの見た目はいいけど、買わないほうがいい中古スマホ。それが地雷スマホ。
一年半ほど前にワタシが踏んだのは、サムスン製galaxy S2です。
特にLTEがダメ。スペック上はデュアルコアで、ramもそこそこあるのですが、恐ろしくバッテリーが持たないのでつかえないのです。
バッテリーが保証されないとかいう以前に、新品でもバッテリーが持たないので、どうしようもないです。
終わりに
もう一度重ねていいますが、テクノロジーの進歩は日進月歩なので、同じ金額を出すなら、有名なメーカでなくても新品スマホを買うほうが快適に過ごせる可能性が高いですよ。